【答え合わせ】マイクの音を「最高」に聴かせる本当の理由

はじめに:あの「マイククイズ」の、本当の狙い

あの「マイク値段当てクイズ」動画、最後まで見てくれて本当にありがとう!
まだチェックしてない方は是非見てください!!!!

きっと、この記事を読んでいるあなたは「まさか8600円だったとは!」と、気持ちよく騙されてくれたのではないかなって思います。

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あの動画は、ただ皆さんを驚かせるための「ドッキリ」ではありません。 
僕が音楽や動画を創る上で一番大切にしている「あるメッセージ」を皆さんに体験してもらうための
壮大な「仕掛け」だったんです。

この記事では、その「仕掛け」の舞台裏と、あのハイクオリティサウンドを可能にしたコンデンサーマイク
「BEHRINGER C-2」について話そうと思います。

「ハイクオリティ」の正体は小手先のトリックじゃない

「なぜ8600円のマイクの音が何十万円もの音に聴こえたのか?」

その答えは決して「心理トリックで皆さんを騙したから」という単純な話ではありません。
もちろん、カッコいい映像やクイズ形式の「演出」があなたの耳に影響を与えたのは事実です。

でも、僕が本当に伝えたかったのは
「どう見せるか」「どう聴かせるか」という演出やセットアップまで含めたすべてが作品の価値を決めるということ。

これは手品なんかじゃなくて、クリエイターが持つべき一番大事な「技術」の一つなんだよね。

良いカメラを使うこと、良いマイクを使うこと。それももちろん大事。
でもそれ以上に「今ある機材のポテンシャルをどうすれば120%引き出せるか?」を考え抜き実行する。
その総合的なセットアップ力こそが作品の魂を決めるんだと僕は信じています。

土台が良くなければ魔法はかからない

とはいえ、いくらセットアップを頑張っても元の「素材」が悪かったら美味しい料理は作れません。

今回の企画で、僕が数あるマイクの中から「BEHRINGER C-2」を主役に選んだのには明確な理由があります。
それはこのマイクがただの「安いマイク」ではなく
最高のセットアップに応えてくれるだけの素晴らしい「ポテンシャル(素材の良さ)」を秘めていたからです。

C-2が「優れた素材」である2つの理由

1. 驚くほど「素直」なサウンド

まず、このマイクの音がすごく「素直」だということ。
安いマイクにありがちな低音が不自然にモコモコしたり、高音が耳に痛いほどシャリシャリしたり、といった「変な癖」が驚くほど少ないんです。

これは、音を「料理(MIX)」する上でものすごく重要なポイント。
素材が素直だから録った後のEQ(イコライザー)で、自分の好きな音に自由に味付けしやすい。
今回の動画でも少しだけ音を調整しましたが、その「少し」の調整にしっかりと応えてくれる懐の深さがありました。

2. この価格はもはや事件。「ステレオ・マッチドペア」

そして、これこそがC-2が「事件」である最大の理由。
なんとこの価格で特性が揃えられた2本のマイクがセットになった「ステレオ・マッチドペア」なんです。

通常ステレオ録音をするためには同じ特性を持つマイクが2本必要で、しっかり揃えられた「マッチドペア」は数万円以上するのが当たり前でした。

それが1万円以下で手に入る。 これはどういうことかと言うと
「今までプロだけのものだと思われていた『臨場感あふれるステレオ録音』の世界への扉が誰にでも開かれた」ということではないでしょうか?

アコースティックギターの弦の響きとボディの鳴りを同時に録って目の前で弾いているような立体感を出す。
ピアノの低音から高音までの広がりをそのままパッケージする。 左右の耳から違う音を聴かせる。

そんなクリエイティブの可能性がこのマイクには詰まっています。

あなたも使える「ハイクオリティ」のレシピ

「でもセットアップって難しそう…」 そう思うかもしれません。でも大丈夫。
今回の動画で僕が使った「ハイクオリティ」の基本的なレシピを特別に紹介します。

レシピ①:アコギ録音の基本「X-Y方式」

ステレオ録音には色々な方法がありますが、まずはこの「X-Y方式」を試してみてください。
2本のマイクを写真のように先端がなるべく近くなるように90度くらいの角度で交差させます。

これをギターの12フレットあたりに向けるだけ。
たったこれだけで左右のスピーカーから別々の音が聴こえてくる臨場感たっぷりのアコギサウンドが録音できます。

レシピ②:音を「育てる」EQのコツ

録っただけの音は、まだ「素材」です。ここから、少しだけ、音を「育てて」あげましょう。 お使いの、DAWソフト(録音ソフト)についている、EQ(イコライザー)で、2つのポイントだけ、意識してみてください。

  1. 80Hzあたりから以下を、バッサリカットしてみましょう。
    余分な低周波音ノイズを消すことでスッキリと鳴らすことが出来、リバーブ等のエフェクトの乗りが綺麗になります。
  2. 300Hzあたりを、少しだけ、カットする
    音の「モコモコ」したこもりの原因になりやすい部分です。
    ここを少しだけ下げてあげると音がスッキリしてクリアになることが多いです。
    できれば200Hz~400Hzあたりをよく探ってみることをオススメします。

このほんの少しの手間で、音は見違えるほど変わります。
これこそがマイクの「セットアップ」の楽しさです。

まとめ:最高の「相棒」をいじり倒そう

もう、機材の値段にあなたの創作意欲を縛られる必要はありません。

大事なのは高価な機材を持つことじゃない。
今ある機材のポテンシャルを信じて、それを最大限に引き出すための「知識」と「愛情」を持つことです。

BEHRINGER C-2は、ただの「安いマイク」じゃありません。
あなたの「セットアップ力」を鍛えてくれてクリエイティビティを次のステージへ引き上げてくれる最高の「相棒」であり「練習相手」になってくれるはずです。

僕が動画とこの記事で伝えた全ての魔法を試してみたい未来のクリエイターはここから冒険を始めてみてください。

「BEHRINGER C-2」https://amzn.to/42lKtQZ

最後まで読んでくださってありがとうございました。
機材選びも、音楽活動も楽しんでやっていきましょう!!!


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