はじめに ── 録音中の小さな地獄を、OneOdio Studio Max 2 で解決できるか
アコギで録音してて、思ったことないですか?
ヘッドホンのコードがボディに「コツン」と当たる、その小さな音がマイクに乗って、テイクが台無しになる瞬間。クリックを聴くために被ってるヘッドホンから「シャカシャカ」漏れて、それがまたマイクに飛び込む。首筋や背中に這うケーブルが、演奏中ずっと気になる。
これ、奏者じゃない人にはピンと来ないと思うんですよね。でも自宅録音やってる人なら、たぶん全員が一度は「今のテイク、撮り直し」になった経験があるはず。
俺は全部当てはまる。プラスもう一個、重度の外耳炎でカナル型のイヤホンは物理的に無理。一瞬刺すのも拷問、選択肢が「ヘッドホン一択」で完全に閉ざされてる。だからずっと、Sony の CD900ST 系で戦ってきました。業界標準のリファレンス機。ただ、上記 3 つの問題は CD900ST じゃ解決できなかった。
そこに 5/11 に発売されたのが OneOdio Studio Max 2、価格 ¥27,980。米国の DJ プロデューサー KSHMR 共同開発のフラッグシップ機。Bluetooth 6.0 完全ワイヤレス、9ms 超低遅延、密閉型 DJ ヘッドホン。
「DJ 用ヘッドホンを、なぜ録音モニターに?」って思いますよね。この記事は、OneOdio Studio Max 2 が生楽器奏者の録音モニタリングを変える理由を、3 機種比較も交えて全部書きます。

OneOdio Studio Max 2 とは ── KSHMR 共同開発のフラッグシップ

まず OneOdio Studio Max 2 のスペックを並べておきます。
- 発売日:2026/5/11(全世界同時)
- 価格:¥27,980(Amazon.co.jp)
- 位置付け:KSHMR(DJ / プロデューサー)共同開発のフラッグシップ
- 独自技術:RapidWill+ 3.0、9ms 超低遅延モード
- 接続:Bluetooth 6.0 完全ワイヤレス/専用トランスミッター/有線(USB-C・3.5mm・6.35mm)の 4 モード
- 音質:Hi-Res オーディオ、LDAC 対応
- バッテリー:最大 120 時間再生
- 形状:密閉型 DJ ヘッドホン
購入はこちらから(Amazon アソシエイト):
「DJ 用」と謳ってる製品ですが、密閉度・装着安定・ワイヤレス・低遅延のスペックは、実は 生楽器奏者にこそ刺さるって感じました。OneOdio Studio Max 2 がなぜ録音モニターになるのか、理由は次のセクションから。
OneOdio Studio Max 2 開封:ずっしりした高級感、赤いインナーパッド

OneOdio Studio Max 2 の専用ハードケース、結構大きい。フラッグシップらしい風格。中身は以下:
- ヘッドホン本体
- マニュアル × 2
- 専用トランスミッター(送信機)
- USB-C ケーブル
- 3.5mm 普通ケーブル
- カールケーブル
本体を持った瞬間、ずっしりとした感触で「あ、これ高級だ」って分かる。ハウジングはガンメタル系の黒、マットな仕上げ。イヤーパッドの内側が赤くなってて、見た目地味だけど可愛い、こういう細部の遊び好きです。
装着してすぐ、軽くクリック音を鳴らしてテストしてみたら、9ms の遅延でもしっかり音を捉えてて、演奏への影響はゼロ。「OneOdio Studio Max 2、これ……いける」って初期確信が来た瞬間。
OneOdio Studio Max 2 の 9ms 低遅延 ── DAW 波形で視覚的に実証する

動画では DAW(PreSonus Studio One)の画面を映しながら、波形と演奏が完全に同期してることを見せました。9ms ってどれくらい?って言葉だけで説明しても伝わりにくいけど、波形で見ると一発で分かる。
感覚的な比喩でも説明しておくと、9ms の遅延 = 3m 先の人と話してる距離感です。3m 離れた相手が普通の声量で喋ってても「遅れて聞こえる」って感じないでしょ?それと同じ。演奏してて遅延を感じる閾値(しきい値)は人によるけど、9ms はその閾値の手前、影響ゼロのゾーンに入ってます。
OneOdio Studio Max 2 はリップシンクも完璧に合うレベルだから、動画モニタリングの用途でも問題なし。ワイヤレスで録音モニターが成り立つ時代になった、これは普通に画期的。
なぜ「DJ ヘッドホン」の OneOdio Studio Max 2 を録音モニターに?── 要件の重なり
用途はぜんぜん違う「DJ 用」と「録音モニター用」。でも要求されるスペックには重なるところがあるんですよね。
両方に必要な要件:
- 密閉度(外音遮断 / 内音漏れ防止)
- 装着安定性
- 大音量耐性
録音モニター固有の要件:
- フラットな周波数特性(モニター用語で「色付けされてない」)
- 低レイテンシ(9ms 以下が理想)
つまり、DJ ヘッドホンの基本性能を満たしつつ、色付け過剰じゃなくて、ワイヤレスで低遅延を実現してる機種があるなら、録音モニター用途に転用できる可能性がある。OneOdio Studio Max 2 がまさにそれだった、というのが結論。
個人事情:外耳炎、ケーブル干渉、クリック漏れ ── OneOdio Studio Max 2 で 3 問題を解消したい

ここはちょっと俺の specific な事情の話。動画では「Specific Voice」ってテロップで表示したセクション。
1 つ目、外耳炎。重度になってからカナル型イヤホンが物理的に無理。一瞬刺すのも拷問レベル、もうイヤホンで録音っていう選択肢が完全に閉ざされてる。これは個人事情、奏者全員に当てはまる話じゃないけど、同じ症状の人がいたら「分かる」って強烈に共感してくれるはず。
2 つ目、ケーブルがアコギのボディに当たる音。これは奏者なら全員思い当たるはず。CD900ST 系の有線ヘッドホン使ってると、コードがどうしてもギターのボディに触れて、それがマイクに「コツン」って入っちゃう。録音現場での再録ループの最大の原因の一つ。
3 つ目、クリック漏れ。クリックを聴くためにヘッドホンを被ってるんだけど、その音が外に漏れて、目の前のコンデンサーマイクが拾ってしまう。テイクのオケに「シャカシャカ」混入する、これも再録案件。
あと、これらの根本にある単純な不快感として、演奏中ずっと首筋や背中にケーブルが触れてるのが気になる。集中力削られる。
OneOdio Studio Max 2 のワイヤレス + 密閉型 DJ という組み合わせは、この 4 つを同時に解決する可能性がある。それが購入の最大の動機でした。
3 機種聴き比べ ── OneOdio Studio Max 2 vs Sony CD900ST vs Steven Slate VSX

手元にある 3 機種で聴き比べました。それぞれの位置付けはこんな感じ:
- Sony MDR-CD900ST:業界標準のリファレンス。プロのスタジオでほぼ全員が持ってる定番、長年使い込んできた相棒。Amazon で見る
- Steven Slate Audio VSX Platinum Edition:プラグインで複数のモニター環境をシミュレートする特殊機、ミックス工程の核。Amazon で見る
- OneOdio Studio Max 2:今回の検証対象、ワイヤレス + 密閉型 DJ。Amazon で見る
比較の前提を 2 つ正直に書いておきます。
まず Sony CD900ST のイヤーパッドが年季入ってボロボロな状態での比較になっちゃってます。何度も交換してきたんだけど、ちょうどこのタイミングで劣化が進んでた、申し訳ない。それと VSX は本来プラグインで環境シミュレートするヘッドホンなので、今回はプラグインをオフにした「素の状態」の音で比較してます。
OneOdio Studio Max 2 vs CD900ST:OneOdio Studio Max 2 の方が低音がもう少し出てる。こもってるわけじゃなくて、純粋に低音が少し強い、っていう印象。CD900ST は中高域寄りのリファレンス的な鳴り方なので、そこと比べると「ナチュラル寄り、けど少し低域厚め」が OneOdio Studio Max 2 のキャラクター。
OneOdio Studio Max 2 vs VSX:プラグオフ素の音と OneOdio Studio Max 2 の傾向は、わりかし似てる。VSX 持ってる人なら、OneOdio Studio Max 2 の音は素直にイメージできるはず。
動画内のテロップで「ナチュラルだった」って書いたんだけど、それが正直な第一印象。「OneOdio Studio Max 2 を録音モニター用にしておくのはもったいない、普通のリスニング用としても使える」レベル。
OneOdio Studio Max 2 の密閉感 ── 天然のアンチノイズ、優しく手で塞がれてる感

装着して一番感動したのが、ここ。OneOdio Studio Max 2 は DJ 用イヤーパッドが大きくて、耳をぐるっと「ガポっ」と完全に覆う構造。側圧はほんの少し強めだけど、押さえつけるんじゃなくて「優しく手で塞がれてる感」、これが一番近い表現。
密閉度が異常に高くて、自分の喋り声が内側で響く感覚。テロップでは「天然のアンチノイズ」って書いたんだけど、ノイズキャンセリング機能なしでこの遮音性、物理構造だけでこのレベル来てるのは凄い。
これが録音時のメインメリットに直結します。OneOdio Studio Max 2 から外に漏れる音が極小になる = 目の前に立てたコンデンサーマイクがクリック音を拾わない。さっき挙げた「クリック漏れ問題」の物理的解消、これがアコギ録音奏者にとっての最大の福音。
結論:OneOdio Studio Max 2 は確実に実用レベル、生楽器奏者の録音モニタリングが変わる
動画では最後にこう書きました:「確実に実用レベルにある」。これが OneOdio Studio Max 2 への今の素直な評価です。
整理すると:
- 9ms ワイヤレスは演奏に影響ゼロ、リップシンクも完璧、有線の不便さから解放される
- 密閉度の物理性能で、マイクへのクリック漏れを根本から防ぐ可能性
- 音質はナチュラル、CD900ST より低音少し強め、VSX 素の音と傾向似てる、リスニング兼用もできる
- ケーブルが体に触れる不快感ゼロ、演奏動作の自由度が一段上がる
「DJ ヘッドホン買ったの?俺ら奏者にも関係ある?」って思った人へ。関係おおありです。むしろ DJ 用途より、OneOdio Studio Max 2 は生楽器録音の現場でこそ真価が出ると、現時点で感じてます。
1 ヶ月後、OneOdio Studio Max 2 の二次レビューします

今この記事で書いてる感想は、届いた直後の「初期音ベース」です。ヘッドホンって、耳に馴染むまで時間がかかる機種が多くて、エイジング後の音が変わる可能性がある。
なので、1 ヶ月後に OneOdio Studio Max 2 の二次レビューします。報告予定の内容:
- 初期音 vs エイジング後の音、比較と感想
- 1 ヶ月使い込んだ耐久性
- 実際にレコーディングで使った結果、録音テイクのクオリティに影響したか
- 長時間装着での疲労感、側圧の馴染み具合
気になる方は、YouTube チャンネル登録 + 通知 ON で待っててください。二次レビュー up したらお知らせします。
動画はこちら(本記事の元)
本記事は YouTube 動画「【ケーブルが当たる音、クリック漏れ】生楽器奏者の録音モニタリング、ワイヤレスで解決|OneOdio Studio Max 2」と一対の構成です。動画では実際の演奏 + DAW 波形 + 3 機種装着比較 + 開封の質感を映像で見せてます。文字派は本記事、映像派は動画、両方流して相互補完してもらえると一番嬉しい。
まとめ ── OneOdio Studio Max 2 購入リンク・ストアフロント・SNS
本記事で比較した 3 機種(Amazon アソシエイト):
- OneOdio Studio Max 2(¥27,980、本記事の主役):Amazon で見る
- Sony MDR-CD900ST(業界標準、リファレンス機):Amazon で見る
- Steven Slate Audio VSX Platinum Edition(既存ミックス機):Amazon で見る
Longtailang Amazon ストアフロント(俺が普段使ってる機材を全部並べてます):https://www.amazon.co.jp/shop/longtailang
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